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2008年10月25日(土)

形成外科学会基礎学術集会 [ビジネス散歩]

10月2日、3日に
東京の早稲田にある、<リーガロイヤルホテル東京>で、
第17回形成外科学会基礎学術集会が開催されました。

形成外科分野の中で、基礎研究に特化された学会です。
いわば、形成外科が「科学」の一分野として成立していることの証です。

僕自身、1998年に医学博士を授与いただいた研究に関して、
発表をした学会です。
開業して以来、抄録と論文でチェックしていましたが、
今年は、久しぶりに、参加してきました。

プログラムのパネルディスカッションの中に
「美容外科を支える基礎医学」
というセッションがありました。

美容外科は
「結果オーライ」
の集積で、「お金儲け」をする分野ではありません。
「基礎医学」に基づいて、自然科学者としての態度を持ちながら、
真摯にチェックし、安全に行われるべき分野です。

美容医療機器メーカーの詭弁
に、欺されないためには、医師が自分自身の、科学者としての態度を磨き続けなくてはいけません。
メーカーは自社に都合の良いデータのみを、提示してきます。
こちらが、
「それでは、これこれに関するデータはありますか?」
と質問すると、
「あると思いますので、調査して連絡いたします・・・」
と応えていただくものの、いつまで経っても
「都合の悪いデータ」は提示されません。
「確信犯」なのです。

例えば、商業展示ブースで、あるメーカーの営業マンいわく、
「イオン化されていない「高分子」が真皮まで導入されます・・・」
「論文もあります」・・・
実際に論文のグラフに示されたデータは
「表皮にも達しない浅層」での測定データでした。
こちらが単位をチェックしないと、わかりません。

外用で真皮に到達するなら、使用する溶剤は完全な医薬品でなければ、恐ろしくて使用できません。
「注射薬剤として認可されているもの」
「皮膚科の外用剤として認可されているもの」
が、最低基準になります。
医薬品は、有効成分とその他の防腐剤などの吸収に差を設けて、安全性を確保していますが、
細胞に電気的な振動を与えて、
無理矢理、間隔を空けさせる
のは、「皮膚の強姦」に等しい、気がします。
犯人が紳士ならいいのですが・・・

科学者の視点で考えると、至極、当然に思われることも、
ビジネスの世界では「ごまかし」の対象になっています。

今後も
形成外科基礎学術集会が、美容医療界の
「お目付役」「オンブズマン」
として、機能していくことを、切望してやみません。

Posted by 管理者 at 17時05分   パーマリンク

2008年09月13日(土)

50歳の誕生日に思うこと・・・ [クリニックにて]

画像(135x180)・拡大画像(240x320)

至福のシガー

9月10日で、
50歳になりました。

誕生日には、かねてから、楽しみに取り置いていた
ダンヒルのチャーチルのシガーを
シャンパンと一緒に、楽しみました。

シガーの煙を眺めながら、
いよいよ人生の後半戦が始まるな・・・
と、感じました。

哲学、宗教、思想、易学などの本が好きで、1000冊以上読んだと思います。
自宅には5メートルの高さの書棚が、幅3メートルで3面あります。
2000冊以上の蔵書があると思いますが、
大好きな、書籍で埋まっている状態を、眺める時は、至福の時間です。

最近では、
「成功理論」と「量子学」の関係に興味をもち、
「量子学」関係の本を読みました・・・

知らない間は・・・「神秘」
知ってしまえば・・・「知識」

5カ月前からは、心理学に対する興味が、モリモリ湧いてきて、
毎週1時間、20回以上
臨床心理学の専門家にカウンセリングしていただいています。
自分の「深層心理」を分析していただくことは、本当に有意義です。

50歳になって思うこと・・・
それは、過去、書籍で学んだことを、いかに自分の人生で形にするか・・・

@心の至福にしたがって、正しく、強く、イメージを持つこと。
Aイメージを、できるだけ正確に、素直に言葉にしてみること。
B言葉と整合性のとれた行動をすること。

特にAが、苦手です・・・
力んで、奢って、昂ぶって、拗ねて・・・素直な「言葉」が出てきません。

ついつい、イメージと裏腹の言葉を発することも、しばしばです。

僕自身、30歳代には、真言密教の僧侶と一緒に
四国霊場88個所も廻りました。
加持祈祷鵜の鍛錬をしたこともあります。
御嶽山で滝行などをしたこともありました。

沢山の経文や真言を覚えました。
皆、力強い、正しい「言葉」の集合体です。

50歳の1年間は
「言霊」
を、見つめ直し
上記の@AB
を、実践しようと思います。

Posted by 管理者 at 19時26分   パーマリンク

2008年09月01日(月)

ホームページをリニューアルの意図は・・・ [クリニックにて]

本日、ホームページをリニューアルいたしました。

5年前の開院当初はシンプルで、気負いのないページを心がけていましたが、
その後、時代の流れと、業界の方向性にも翻弄されて、
変更を繰り返すうちに
本来の意図が見えなくなって来たな・・・
と、反省しました。

当院のホームページは最近3年間の実績で、
1日あたり平均で
閲覧 1800アクセス
そのうち、全くの新規ユーザーが 300名
コラムは
僕の「本音トーク」で、 800〜1000アクセス
「スタッフの談話室」で、 500アクセス程度です。

1回の平均閲覧が6ページで
月に5万アクセス
30万ページビューもの閲覧をいただき、読者の皆様に、感謝、感謝です。

新しいホームページは、基本的な内容に変更はありませんが、
特に、トップページを
観やすく
分かりやすく
そして、何よりも
ベンクリニック品質と整合性のとれたデザインにしたつもりです。

ホームページは、当院の治療姿勢を、理解していただくツールだと考えています。

決して、単なる「集客広告」には、ならないように、今後も、記事の内容を充実させていく所存です。

初めて、
美容関係や
抗加齢医療関係のページを御覧になられるゲストの方にも、
安心して、「精読」いただける内容を心がけてまいります。

当院のHPをベンチマークにしていただき、細部にいたるまで、そっくりに作り込みをいただいております業界関係の方には、ある意味失礼をいたしますが、
ベンクリニックのHPは、開院以来の基本コンセプトの

「誠実なメディカルケア」

を、真っ直ぐに表現するものにリニューアルいたしました。
「集客」には、参考にならないと思いますが、今後ともベンチマークに加えていただければ幸いです。


Posted by 管理者 at 20時48分   パーマリンク

2008年08月11日(月)

芦屋ベンクリニックの<クレド> [クリニックにて]

残暑お見舞い申し上げます。

本日は、ベンクリニックのクレドを御紹介します。

クレドとは、ラテン語で「志」「信条」「約束」を意味する言葉です。昨今のマネジメントにおい

ては「企業理念」を表わす言葉として定着しています。
リッツカールトンのものが有名です。

たくさんの業界関係者から、
「どうして、ベンクリニックさんは、あんなにもスタッフのモチベーションが、高いのですか???」
「多くのクリニックが、スタッフの意気がそろわないと、悩んでいるようです・・・」
と、尋ねられます。
ありがたいことに、ベンクリニックのシステムを参考にしていただいているクリニックが少なくないと伺っています。
(ホームページをそのままコピー&ペーストされているのには、苦笑しますが・・・)

どうぞ<クレド>も参考になさってください。
真似をされるのは大歓迎です。

ベンクリニックでは、毎朝の朝礼の時に、全員でクレドを唱和しています。
10時前に御来院されたゲストの皆様は、「クレド唱和」に気づかれていると思います。

私、卞 勝人が考えた、ベンクリニックの大切な「指針」です。
「ベンクリニック品質」のバックボーンです。
すべての業務指針は、このクレドに照らし合わせて決めていきます。
スタッフ全員が、暗唱しています。

スタッフ全員が、同じ方向を見つめて、一丸となり、
ゲストの皆様の
<豊かな人生の実現>のお手伝いをさせていただきたい・・・
それが、ベンクリニックの願いです。


        <芦屋ベンクリニックのクレド>

1 私たちは、成果による「ゲストの満足」こそ、もっとも大切な使命と心得ています。

2 私たちは、最新科学にもとづいた「健・癒・美」を、最適に統合して提供します。

3 私たちは、「MENA」(素敵に年齢をかさねるためのメディカルケア)を通じて、社会に広く貢献します。

4 ベンクリニックでゲストが経験されるものは、感覚を満たす心地良さ、そしてゲストが言葉にされないニーズをも先読みしておこたえする「ホスピタリティ」の心です

Posted by 管理者 at 20時09分   パーマリンク

2008年07月24日(木)

「ベンクリニック品質」その3:ヒアルロン酸 [美容医療界]

今日は、ヒアルロン酸のお話しです。

本邦には、美容目的で使用するヒアルロン酸が少なくとも50種類以上、
医師により、個人輸入されていると言われています。

以前にもコラムに書きましたが、フランス製でヨーロッパの規格品の工場へ、有る日本人ドクターが見学に行かれたところ、
出稼ぎの外国人が、清潔とはいえない環境の中で、当該ヒアルロン酸を作っていたそうです。
そのヒアルロン酸は本邦でもアレルギーなどの報告が多いものです。
分析結果でも「不純物」が含有されていました。

やはり、物事には、しかるべき「理由」があるものだな・・・
と思いました。

ベンクリニックでは、上記も踏まえて、「ゲストの安全のため」に、
FDA承認を得ている製品しか採用しないことを
「ベンクリニック品質」としています。

Q−Med社の「レスチレン」は、優良なヒアルロン酸です。粒子が明確で「ボリューム」を出しやすいと思います。ただし痛みを伴います。

コーネル社の「ジュビダーム」は、粒子が極限まで小さくしてあるので、滑らかな仕上がりになりますが、ボリュームを維持するのは少し劣ります。痛みは、幾分ましです。

いずれにしても、ヒアルロン酸は、施術(注入)時の「痛み」は問題です。

もちろん麻酔シールや麻酔クリームなどで、和らげる前処置をしますが、
「痛み」が苦手で、リピートをためらう方もおられます。

ここで、嬉しいお知らせです。

ジュビダームに局麻剤が添加されました。
従来のジュビダームに比べて、痛みは10分の1程度になりました。

「ほとんど、痛みを感じない・・・」
と言われるゲストもおられます。
1本のパッケージも0.55ccと少なめで、1回の施術で「使い切り」に適しています。
もちろん、コストも低く設定されています。

各メーカーともに、クリニックの抱え込みに必死です。
本社からの「認定書」
本国への「研修旅行」や「外国人インストラクターの派遣」
はたまた、メーカー主催のパーティー等々・・・
女性のドクターが好まれるような、メニューがいっぱいです。

これらは、特に選ばれたクリニックが招待されるわけではないようです。
当院も、お誘いを受けていますが、敢えて必要を感じませんので、旅行やパーティーはお断りしました。認定書はいただいています。

要するにメーカー認定の類は、クリニックを選ぶ根拠には、ならないということです。

発売される製品を、きちんとチェックして、ゲストに負担が少なく、安全で、良い結果を出しやすいものを採用していくことが大切だと思います。
現行では、FDA承認のある
「ジュビダーム」と「レスチレン」に尽きると思います。

最後に、ヒアルロン酸をお使いドクターやスタッフでも、ヒアルロン酸のパッケージは
「滅菌されていない」
こと、をご存じの方が少ないことに驚かされます。
シリンジの内部のヒアルロン酸そのものは清潔です。
しかし、シリンジ外面は「不潔」のままだそうです。

いかにも、滅菌をおもわせるようなシーリング・パッケージですが、
食料品程度の、清潔基準だそうです。

一度、シリンジを持った手指は既に「不潔」です。
針や注入点を触っては、いけないことになります。

このことをご存じなくて、注入時に細菌感染を誘発させているドクターもいると考えられます。
細菌感染による発赤を「アレルギー」と誤診しているドクターもおられます。

ベンクリニックでは、すべてのシリンジは使用前後に
「紫外線消毒ボックス」
を使用して、滅菌しています。
「清潔」です。
僕が、歯科医師の経験から採用した方法です。
開院以来、ヒアルロン酸施術による細菌感染は、ありません。

製品に対する、「正しい知識」と「ゲストの安全優先」
これが、「ベンクリニック品質」のフィラー注入法です。


Posted by 管理者 at 14時01分   パーマリンク

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