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2007年08月13日(月)

<没後10年 麻田浩展> [休日に・・・]

画像(180x135)・拡大画像(240x180)

《蕩児の帰宅(トリプティックのための)》 1988年

日曜日に、京都国立近代美術館へ出かけてきました。
<没後10年 麻田浩展> 、圧巻でした。
日頃、自分が「夢」で体験しているような構図に、精密極まりない技法を駆使した描写・・・デビューから時系列に展示されていたので、作者の心の変遷がわかり楽しめました。
僕は絵画の方に手を伸ばした事はありませんが、父親が晩年、油絵を描き、展覧会のような事もしていたので、それなりに興味はありました。
今回の麻田浩さんの作品を拝見して、自分の心の中にもある<原風景>に出会った気がしました。
自分の脳内イメージを、キャンパスに吐き出せたら・・・こんな、だろうか・・・???と感じてしまいました。
自分が立っている「大地」や「歴史」・・・「文明」が内在しているイメージが、怖くなるほど克明に描写されていました。

晩年の作品を見ていると、胸が締め付けられて、息苦しくなり動けなくなりました。
美術作品でこんな体験をしたのは初めてです。
画集を買って帰り、何度も見入っているうちに、筆が持ちたくなりました。
早速、油絵を習いに行こうと思います。

9月17日まで開催されているようです。

Posted by 管理者 at 18時50分

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