芦屋ベンクリニック:ドクターズ・コラム[アネックス院長&本院院長のコラム]!TOP
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2010年02月05日(金)

ヒアルロン酸等の注入物への混入物 [形成外科]

画像(120x167)

 今月の日形会誌という
日本形成外科学会が毎月発行される
会誌に恐ろしい論文がのっていました

内容は、しわの改善や鼻を高くしたりする際に
身体に直接注入する”ヒアルロン酸”や
溶けないヒアルロン酸として良く広告される
”ポリアクリルアミドハイドロジェル”に
予期しない元素が含まれているという
発表です。

特に”ポリアクリルアミドハイドロジェル”
には、硫黄や亜鉛や銅などの
重金属が含まれているとのことです。

製造過程で混ざってしまう可能性のあるものだけではなく
混ざるはずの無い、重金属が混じっていると・・・

本体は安全でも、混ざっているものでアレルギーを
起こしては本末転倒です。

当院では、これらの製剤は使用していませんが
安全・安心を提供できるように
引き続き勉強し、注意の目を光らせます。


神戸大学の皆様 ありがとうございます。
また、安全のための引き続きの研究を
お願いたします。

Posted by 管理者 at 21時44分   パーマリンク

2009年09月08日(火)

形成外科の縫合ー真皮縫合2ー [形成外科]

 真皮縫合を行うことのメリットは?
2つあります

    皮膚同士が、しっかりとした真皮という組織で
   しっかり縫われています。

 一. このことで、傷がちょっとやそっとでは開きません。
   ですので、表面を縫った糸の抜糸が短期間でできます。

   この結果、縫合糸痕(スチャーマークと呼びます)のない
   線の傷になります。

 

画像(180x120)・拡大画像(600x400)

雑誌 形成外科より

二. 縫った糸の力は、2ヶ月以上続きます。
    この力で肌の張りに抵抗して、3〜6ヶ月後には
   線状の細い傷になるようにします。  
  


 ここでさらにひと工夫します。
縫う場所の肌の張りにあわせて傷を少し盛り上げるのです。
こうしておくことで、余裕をつくっておいて半年後に
きれいな傷になるようにします。

 このように、半年後の結果を想像しながら傷を縫ってゆくので
我々、形成外科は傷をきれいにできるのです。

Posted by 管理者 at 01時53分   パーマリンク

2009年09月07日(月)

形成外科の縫合ー真皮縫合ー [形成外科]

 われわれが、傷を目立ちにくくするために
縫う際に行う、大事な縫い方があります。
それは、真皮縫合と言います。

 真皮縫合とは、その名の通り皮膚を作っている真皮という部分に
糸をかけて縫うことです。

画像(180x133)・拡大画像(540x400)

皮膚の構造 ガンセンターホームページより

 ここでちょっと皮膚の構造について

皮膚は、二層の構造よりなっております。
 表面に 外から、水分やばい菌が入らないように
    また中から細胞の水分が失われないように
    バリアーとしての膜の表皮
 があります。

 その下に 皆様の大好きなコラーゲンやエラスチンなどの
     肌の張りを作っている繊維の集まりの真皮
 があります。

画像(103x180)・拡大画像(369x640)

雑誌形成外科より

 このしっかりした組織である真皮同士を
縫い合わせるのが真皮縫合です。
この際に、糸の結び目が外から触れないように
内側から糸を通すのがこつになります。
また、少し盛り上がるように縫います。

Posted by 管理者 at 20時30分   パーマリンク

2009年09月05日(土)

形成外科の縫合 [形成外科]

 縫合処置をしますとよく聞かれることがあります。
それは
”何はり 縫ったんですか?”です。
その都度、一応お答はしますが・・・・
形成外科の医師にとって、お答えしにくい
質問のNO.1ではないでしょうか?

 10センチの長い傷を想像してください。

これを縫合するときに、3針や4針で縫うことはできます。
ピッチの幅次第です。
通常の外科では、そのように縫われることが多いです。
形成外科では、ずれをなくし皮膚同士がぴったり元通りに
合うように、10〜15針かけて縫います。
 
  あくまでも傷をきれいにするためですので
 縫った数が多い=大きな傷
        =ひどい傷 
と御心配なさらないでください。
よく小さなお子様が来られ縫った後に、このように
びっくりされます。

Posted by 管理者 at 20時49分   パーマリンク

2009年09月03日(木)

形成外科 [形成外科]

 本日も御来院がありましたが、
一般的に皆様が「形成外科」にと思われるのは
けがの時ではないでしょうか?

  御近所の方々や周囲の学校・幼稚園・
 保育園の先生やお母様方でしたら
 ”ベンさんとこ行ったら傷きれいにしてくれるよ!”
 と言われた
  当院を御存じない方でも
 ”傷やったら形成外科行き!”
 と聞いて調べた
と言って日々御来院されます。

 
 傷がきれいに治る秘訣はひとつです。
「乾燥させないこと!」
これにつきます。
 昔は、乾燥させてかさぶたを作って治していましたが、これは古い発想で、今の医学ではありえません。
けがしたての傷が、グチュグチュするのは、傷を治すために体の中から血の中の血小板や白血球などの成分が、滲みだして活動しているからです。
傷が治ろうとするから、ジュクジュクしているのです。
決して、かさぶたを作らないようにご注意ください。

Posted by 管理者 at 18時05分   パーマリンク

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