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2008年08月25日(月)

プラセンタ(T) [ドクター・ブンのつぶやき]

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赤ちゃんと胎盤(家庭の医学より引用)

 今日は、プラセンタについてお話したいと思います。
英語で「PLACENTA」で”胎盤”の事を表します。
歴史は、非常に古く
 歴史で最初によく習う「秦の始皇帝(紀元前259年〜紀元前210年)」が不老不死の妙薬として用いており、その後も中国では、漢方薬として唐(618年〜907年)や明(1368年〜1644年)の時代の漢方書にも載っており「紫河車(しかしゃ)」という薬にあたります。この時代に楊貴妃も飲んでいたといわれております。
また、日本でも江戸時代の加賀の三大秘薬に含まれていたといわれております。
西洋でも、クレオパトラやマリーアントワネットが用いていたとも言われているようですが、中国と違い詳細は不明です。

 これらが、なぜ西洋医学として治療に使われるようになったかと言いますと、1930年代にソ連で。V,P,フイラトフ博士が「組織療法」として様々な治療に使用し効果のある事を発表されました。これが、1950年代に稗田博士によって満州医大→久留米大学と日本に伝わったと言われています。こう書きますと何か研究されて広まったように聞こえますが、おそらくは戦時中で負傷兵を何とか助けたい一心で使用し、万能薬として非常に効果をあげたのが胎盤療法だったのだと思います。
ソ連で使用されていたころは、凍結し保存していた胎盤を少しずつ切って体内に埋め込むというものでした。
凍結した胎盤を埋め込む方法では、傷が残りますし定期的に追加するたびに新たな傷ができます。また、当時のことですから傷口より化膿することもあったのでしょう。
日本国内で当時の研究者達が、何とか使いやすいようにと研究されプラセンタエキスとして抽出に成功し、現在のプラセンタ製剤になっております。

続きは、また次回と・・・・

Posted by 管理者 at 10時49分

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