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2009年10月08日(木)

わきが手術(皮弁法)8 [わきが(腋臭症)]

 麻酔は、完全に効きました。
メスで切開します。
最初のデザイン通り、皮膚を切開します。

画像(160x112)

 皮膚の切開部から腋窩筋膜を確認します。
腋窩筋膜の下には、血管や神経が腕に向かって
筋肉の間を通っている大事な部分になります。
筋膜上で手術しますので、大事な神経や血管へは
及びませんので御安心ください。

この筋膜の上で剥離してゆきます。
アポクリン腺が付着した皮膚を腋窩筋膜より
剥がして持ち上げます。
アポクリン腺の存在している範囲を全体に
わたって剥離します。
すみずみまでしっかりとアポクリン腺が
確認できるようになります。

画像(171x132)

雑誌 形成外科より

 指先で皮膚を裏返すとアポクリン腺が
確認できます。
この技術が<皮弁法>の成否の分かれ目です。
端の端まで、直視できるようになるには、<コツ>が要ります。
このコツだけは、たとえ形成外科専門医であっても、自然に身につくものではありません。
ベンクリニックでは、卞先生が600例以上の皮弁法を通じて、確立された、<コツ>を、入職時から徹底的に指導されます。だいたい50例ほどで、何となくつかめてきます。コツが分かるまでは、完全に剪除するまでに、2時間以上手術時間を要することもありました。100例ほど行うと、自分のものになります。剪除の厚さ、組織の選別、腋毛の残し具合・・・等が、思いのままにコントロールできるようになります。
ここまでの経験が、後に紹介する<クワドラカット>に活かされます。


当院では、このアポクリン腺を確認した
状態で写真で記録を行います。
この写真は、後日皆様にお見せします。
ご自分の目で、アポクリン腺をご確認ください。

Posted by 管理者 at 01時57分

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